*治療方法*
アポクリン汗腺から出る汗には、水分の他にも、タンパク質や糖分など様々な物質が含まれています。ワキガはこの汗に含まれる物質が細菌に分解される過程で発生するもので、ワキの毛を脱毛したり、汗をこまめにふき取ったりすることで多少は抑えられますが、根本的な解決にはなりません。一般的に、アポクリン汗腺からの汗が出やすい人がワキガになりやすく、これは遺伝などの影響が大きいようです。
美容外科で行われているワキガ治療は、汗を出すアポクリン汗腺を取り除いてしまうことで根本的な解決を図ります。
皮膚切除法
ワキの皮膚を切除してしまうことでアポクリン腺を除去するという方法です。切除量が多い為に傷痕が不自然で目立ちやすく、手術による負担も大きくなってしまいます。今ではほとんど行われていませんが、もしやっているところがあってもあまりお勧め出来ません。
吸引法
ワキの下の皮膚に小さな切れ目を作り、そこから汗腺を吸い取ってしまおうというアイディアで考え出された方法です。傷痕が残りにくく、負担の少ない治療ですが、汗腺を完全に除去できる確率が低い為に完治に至らないことがよくあります。
超音波法
汗腺のみを効率よく吸引する為に超音波を利用することが考えだされました。確かに血管や神経を残すという発想は優れているのですが、実際には火傷など皮膚へのダメージはかなり大きく、通常の手術よりもかえって傷が残るという結果が多いようです。
治療効果としても、吸引法と同じく完治する率は低いようです。
ローラーシェービング法
汗腺を除去することを目的に作られた器械で汗腺を除去しようという方法です。効率は良いのですが、実際には取り残しもあり、効果という点では剪除法に劣ります。
効率の良さから現在でもよく行われている方法です。
剪除法(直視下摘除法)
結局のところ、ワキガは完治させなければ治療する意味があまりありません。そこで、医師が実際に眼で確認しながら一つ一つアポクリン腺を取り除いていく方法が最も有効であると言われています。アポクリン腺を見落とさない経験豊富な医師の治療を受けることをお勧めします。
|